オリンパスの高山修一社長が15日、東京都内で記者会見し、損失隠し問題に伴って、経営陣を刷新する臨時株主総会を来年3~4月をめどに開く方針を明らかにした。高山社長ら現経営陣は再生のめどがついた段階で退任する意向を表明しており、臨時株主総会で新体制について株主の承認を得たい考え。
新経営陣をめぐっては、マイケル・ウッドフォード元社長との委任状争奪戦(プロキシファイト)に発展する可能性がある。
オリンパスは14日、損失隠しを反映して訂正した過去5年の決算を発表。高山社長は会見で「長年、誤った財務諸表を発表してきたことをおわび申し上げる」と陳謝した。
また、同社の取締役会に経営上の指導や助言をする経営改革委員会の委員に、蛭田史郎・旭化成前社長▽元東京地検特捜部長の河上和雄弁護士▽元新日本製鉄常務の西川元啓弁護士が就任したことも発表した。【竹地広憲、浜中慎哉】
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