大王製紙は12日、繰り延べ税金資産の計上など5項目に誤りがあったとして、過去5年分の決算を訂正すると発表した。
税引き後利益の赤字は2011年3月期連結決算で約80億円から約181億円に、11年4~6月期も約7億円から約10億円に膨らむ。井川意高前会長による巨額の資金流用問題とは無関係という。
資金流用に絡み、過去の決算を調査をしていた監査法人から誤りを指摘された。大王製紙は11年9月中間連結決算を14日に発表し、今回の訂正を反映させる。東京証券取引所は、大王製紙株を上場廃止の可能性があることを知らせる「監理銘柄」に指定しており、今回の訂正による追加的な措置は取らない。
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